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  • 2021.01.04 Monday
  • -

宿。

真っ黒に焼けたあと

 

一滴のしずくに

 

手をまるめた

 

命が宿る。


憶。

火がどこまでも

 

刻印を

 

あの宣言を

 

思いだすため。


追。

どうしても光が欲しいと

 

追いかけてくる獣。

 

炎をもって、

 

ゆらめく光


塊。

とがった氷で

 

塊をけずろうと、

 

こんなもの私の一部ではない

 

目をつぶっても

 

つぶっても

 

あらわれる

 

黒い塊を


ワニの祭壇。

平和であることを証明するためには

 

危険を探さなくてはならない

 

頭の上にワニをのせて

 

平和を証明しよう。

 

 

 

ワニの祭壇で祈れば

 

柏手でいっせいに走り散り

 

一匹だけよってきた

 

 

 

腕をだすと噛み付いて

 

砕け散る直前に

 

 

腕の主が

 

ワニの口の中に

 

子供のワニをかえしている。

 

 


宝石を。

なん億円もする

 

ジュエリーを身につけて

 

私の体は

 

めいいっぱい

 

栄養をとって

 

それはすべて

 

このジュエリーを輝かせるために。

ことば 黒澤優子

書     工藤亜紀

 


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